尚以て(読み)ナオモッテ

デジタル大辞泉 「尚以て」の意味・読み・例文・類語

なお‐もって〔なほ‐〕【以て】

[副]
それでもやはり。それでもまだ。「催促したのに、尚以てできない」
なおさら。いっそう。「聞けば尚以て分からなくなる」
[類語]ましてなおさらいわんやさらに余計一層もっとますますいよいよよりも少しもう少しずっとなお一段いやが上に数段段違い層一層しのぐもそっと今少しぐんとぐっとうんとだいぶ余程遥かひとしおうたた尚尚なおなお更なるひときわいや増すなお且つかてて加えてそれどころそればかりかしかのみならずのみならず加うるにおまけにまた且つまた且つこの上その上しかもさてはさなきだに

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精選版 日本国語大辞典 「尚以て」の意味・読み・例文・類語

なお【猶】=もって[=もちて]

  1. 「なお(猶)[ 一 ]」を強めた言い方。それでもやっぱり。なおさらいっそう。
    1. [初出の実例]「其道なを以てくらし。況哉武勇合戦の道にをひては一向汝が計たるべし」(出典:半井本保元(1220頃か)上)

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