玉造八湯(読み)たまつくりはっとう

世界大百科事典(旧版)内の玉造八湯の言及

【鳴子[町]】より

…近世には最上街道(羽前街道)の尿前(しとまえ)の関(番所)が置かれ,芭蕉が〈蚤虱馬の尿(ばり)する枕もと〉(《おくのほそ道》)の句を残している。豊富な温泉群は鳴子温泉郷と鬼首(おにこうべ)温泉郷に大別され,前者は古くから玉造八湯と呼ばれる鳴子(単純泉,含ボウ硝食塩泉など9種,35~100℃),東鳴子(単純泉,重曹泉,50~80℃),川渡(かわたび)(重曹硫化水素泉,52~60℃),中山平(単純泉,68~100℃)の諸温泉を含み,湯量が多く,効能も多様であり,東鳴子を除いて国民温泉に指定されている。鬼首の雌釜・雄釜間欠泉(特天),酸性度の高いことで著名なカルデラの潟沼,中山平の熱帯植物園,鳴子峡など観光資源に富んでおり,アーチ式の鳴子ダムもある。…

※「玉造八湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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