世界大百科事典(旧版)内の王城崗の言及
【河南[省]】より
…鄭州の南に当たる偃師(えんし)県の二里頭では,大規模な宮殿建築のあとが発見され,殷代前期の遺跡であることが確認された。伝説上の夏王朝の遺跡もまたこの付近にあると考えられていたが,近時,鄭州と洛陽の中間,登封(とうほう)県の王城崗に比定する説が出されている。 周は今日の陝西省の西安地方から起こり,殷を滅ぼすと,洛陽に新しい政治的首都として洛邑を建設して東方統治の基地とし,その東には別に殷の遺民を住まわせるために成周を築いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」