世界大百科事典(旧版)内の王妃のバレエ・コミックの言及
【フランス音楽】より
…前者は対位法的な複雑さを避けて趣味の洗練を重んじる,短い有節歌曲であった。宮廷バレエはアンリ2世の妃カトリーヌ・ド・メディシスの催した〈王妃のバレエ・コミック〉(1581)に端を発するとされ,王自身をも演舞者とするならわしがあった。ルイ14世のときリュリ,ボーシャンPierre Beauchamp(1636‐1705)らによって確立され,オペラ・バレエを経てやがてバレエの歴史をリードするフランス・バレエの光輝ある伝統を築くことになる。…
※「王妃のバレエ・コミック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」