現先レート(読み)げんさきれーと

世界大百科事典(旧版)内の現先レートの言及

【現先市場】より

…現先売買は貸借=信用ではないから,取引形態そのものから利子は生まれてこないが,事実上の金利に相当する部分は売りと買いの差額として表現されている。資金の調達者は,債券を買い戻す際に金利相当分を上乗せして買い戻すことになり,この差額が現先レートとなる。現先レートは,昭和40年代においては,唯一の自由性短期金利の指標であった。…

【店頭市場】より

…したがって債券はごく一部を除いて市場集中の義務はないので,上場債でもたいてい店頭で売買されるわけである。債券売買は現先(げんさき)取引(現先市場)と一般売買に大別されるが,このうち現先はむしろ短期の金融取引であり,現先レートはオープン・マーケットでの代表的な自由金利になっている。公正な価格形成と流通の円滑化を図るために,日本証券業協会では,各証券会社の報告に基づいて公社債店頭気配を発表している。…

※「現先レート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android