理想団(読み)りそうだん

世界大百科事典(旧版)内の理想団の言及

【内村鑑三】より

…さらに《万朝報》《東京独立雑誌》によって社会評論に健筆をふるい,足尾銅山鉱毒事件にかかわり,あるいは日露開戦に際しては非戦論を貫くなど,目ざましく活躍した。黒岩涙香,堺利彦,幸徳秋水らと理想団を結成して社会改良を志したこともある。1900年創刊の《聖書之研究》は伝道を著しく前進させた。…

【堺利彦】より

…1899年《万朝報》記者となり,家庭や生活の改良,言文一致体の普及に健筆を振るう。1901年には社主黒岩涙香,同僚の内村鑑三,幸徳秋水らと〈理想団〉を結成,社会正義の実現を説く。日露開戦を前に社会主義の立場から非戦論を展開するが,同紙が主戦論に転ずると幸徳とともに退社。…

※「理想団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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