世界大百科事典(旧版)内の理科教育振興法の言及
【実験】より
…しかし19世紀末から20世紀にかけて,子どもの実際行動を重視したり実物教授や直観教授が強調されるようになり,かつ施設や設備も整ってくるにつれて生徒実験が主となり,個々人またはグループで行われるのが普通となった。第2次世界大戦後は,とくに科学技術教育が重視され,理科教育振興法(1953)による財政的援助もあって,各学校に実験室や実験設備が整備されてきた。しかし実験の開発やくふうは不十分であり,理科の授業時数削減傾向のなかでは実験をするゆとりがなく,さらに先進諸外国で普及しているクラスを半分にした少人数による実験も未実施であり,改善すべき課題は多い。…
※「理科教育振興法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」