璧流離(読み)へきるり

世界大百科事典(旧版)内の璧流離の言及

【ガラス工芸】より

…【山崎 一雄】
[東西交渉とガラス]
 漢代の文献に夜光璧とあるのは,おそらくガラス製の璧であろう。ガラスは中国で古く璧流離(へきるり)といい,また略して流離(瑠璃)といっている。この語源はサンスクリットのバイドゥーリアvaiḍūryaあるいは中央アジア系統語のベルールbelurなどと思われ,また一方,文献でも璧流離や夜光璧が外国産の珍宝とされているから,ガラスならびにその製作技術が西方から伝来したことをほのめかしている。…

※「璧流離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む