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環境評価 かんきょうひょうかenvironmental assessment,environmental evaluation

知恵蔵の解説

環境評価

環境の持つ諸価値、及び開発や環境改善行為がもたらすその変化について、人間社会の側から行う実物的・金銭的評価。開発行為が環境に及ぼす影響を事前に予測・評価し、その結果に基づいて行動・政策を選択する環境影響評価制度。製品のゆりかご(生産)から墓場(廃棄物処理やリサイクル)までのライフサイクル全体での、環境に及ぼす影響を評価するライフサイクルアセスメント、環境破壊に伴う損害や、環境改善の便益を評価する環境価値の貨幣的評価などがある。開発や保全に関する意思決定や、合意形成の前提となる情報を生産することが目的。日本では環境影響評価法が1997年に制定、99年6月から施行された。自動車の社会的費用の計測や藤前干潟(名古屋市港区)の価値評価などが知られている。米国には、環境を公共信託とする考え方があり、自然資源損害評価が制度化され、評価手法であるCVM(contingent valuation method)のガイドラインも作成されている。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典内の環境評価の言及

【環境アセスメント】より

…人間が健康な生活を営むに必要な環境に影響を与える計画や行為(たとえば海岸埋立工事,都市開発計画)を考えるに際し,各種の代替案を考え,それらが環境に及ぼす影響を予測・評価して比較検討すること。環境影響評価の前提として,地域の地質,水文,植生その他の生態的特性を調査し評価することを環境評価environmental assessment(略称EA)と呼ぶこともある。環境の破壊は人間の生活に支障をきたすが,事後的な回復・救済は困難である。…

※「環境評価」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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