生の社会化(読み)せいのしゃかいか

世界大百科事典(旧版)内の生の社会化の言及

【社会化】より

…日本ではさらに政府の行政指導や中央銀行(日銀)の窓口規制,日本的雇用慣行(終身雇用制)も加わって市場の自己調整作用に対する社会の防衛は,とりわけ強固になっているといえよう。(3)生の社会化 耐久消費財の大量生産方式,マス・メディアの発達,民主主義的制度の普及に支えられて,大衆消費社会が成熟するにつれ,生活の階級的特性・矜持(きようじ)・差異が失われ,大組織や技術に個々人のほうが管理されるようになり,生が画一化し規格化され,生の全体が陰に陽に社会的規制のもとにとりこまれ,つぎつぎに移りゆく流行の先端をいくことだけが個性であるとみなされるようになった現代の状況を,〈生の社会化〉という。G.ジンメル,オルテガ・イ・ガセットなどによって指摘されている。…

※「生の社会化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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