生彩色(読み)いけさいしき

世界大百科事典(旧版)内の生彩色の言及

【建築装飾】より

…中世末から近世にかけて装飾性が増大すると,外部においてもまず組物や扉回りに極彩色や漆塗が施され,やがて全面に広がっていき,内部も全面に彩色,漆塗を施した建築が現れる。江戸時代にはその手法も多様化し,彩色では繧繝(うんげん)彩色でも従来の平(ひら)彩色のほかに文様の線を胡粉で盛り上げて彩色する置上げ彩色や,立体的な彫刻に対しては全体に漆を塗り,金箔を押してから境をぼかして彩色する生(いけ)彩色などが行われた。漆塗も黒漆や朱漆のほかに,素地が見えるように透明の漆を塗る木地蠟塗,磨いて仕上げる呂色(ろいろ)塗など様々な手法が用いられた。…

※「生彩色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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