世界大百科事典(旧版)内の生活画の言及
【美術教育】より
…この運動は教育現場の一部で自由放任という形で混乱を起こすこともあったが,芸術家,教師,父兄による民間の教育運動として展開し,美術教育の確立がはかられていった。また,生活綴方の影響を受けて生活現実とのかかわりを重視した生活画の実践も興ったが,全国に普及するにいたらなかった。その後,軍国主義化が進行し図画は〈国民的情操ノ陶冶ニ資スルモノ〉として,皇国民育成のための国民学校芸能科図画にとって代わられた。…
※「生活画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」