世界大百科事典(旧版)内の用手剝離の言及
【後産】より
…20分以上経過しても後産が終わらないときや出血が多い場合は,まず麦角製剤やオキシトシンあるいはプロスタグランジンなどの子宮収縮薬を投与する。もしこれでも胎盤剝離がおこらない場合は,手を厳重に消毒したうえで子宮内に挿入し,胎盤をはがして引っ張って娩出させる(これを用手剝離という)。後産で娩出された胎盤,卵膜,臍帯は合わせて約500~600gであり,その間の出血量はおよそ100~150mlである。…
※「用手剝離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」