田の太夫(読み)たのたゆう

世界大百科事典(旧版)内の田の太夫の言及

【沢村田之助】より

…慶応初年に脱疽(だつそ)を病み手足を切断し,72年に引退,その後も舞台に立ったが,発狂して没した。立役を兼ねたが本領は女方で,〈田の太夫〉と呼ばれた。当り役は切られお富,(うわばみ)お由,男之助など。…

※「田の太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」