田山暦(読み)たやまごよみ

世界大百科事典(旧版)内の田山暦の言及

【絵暦】より

…文人や浮世絵師などが意匠をこらした大小暦を木版刷りにして年始の回礼に贈答する風も行われ,実用からしだいに趣味娯楽のための暦になった。南部盲暦は盲暦,座頭暦ともよばれ,文字を知らぬ人にも理解できるように作られた絵暦で,田山暦と盛岡暦の2種類がある。田山暦は旧南部藩二戸郡田山村で発行された絵暦で,正徳年間(1711‐16)に版元の八幡家の祖である善八が創始したと伝承され,善八暦ともよばれて幕末まで作られていた。…

※「田山暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android