田沼意行(読み)たぬまもとゆき

世界大百科事典(旧版)内の田沼意行の言及

【田沼意次】より

…江戸幕府の側用人,老中。父の意行は紀伊徳川家の足軽であったが,徳川吉宗が紀伊から将軍になるとともに江戸に移って旗本となった。意次は西丸御小姓を経て,1751年(宝暦1)将軍家重の御側衆,58年1万石を与えられて大名となり,62年に5000石加増,67年(明和4)側御用人となって知行2万石に加増され遠江相良に築城,69年には老中格(知行2万5000石),72年(安永1)老中,知行高も漸増した。83年(天明3)若年寄となった子の意知が,翌年佐野政言(まさこと)に江戸城中で傷つけられて死ぬという事件が起きたが,意次は85年には5万7000石になり,権勢をふるった。…

※「田沼意行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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