町人地主(読み)ちょうにんじぬし

世界大百科事典(旧版)内の町人地主の言及

【地主】より

…村請新田,百姓寄合新田,町人請負新田は,幕府や諸藩によって民間の資本を活用する政策のもとで推進された開発形態である。とりわけ町人請負新田においては有力商人が多量の遊休資本を新田開発に投資し,新田小作人から小作料を徴収する町人地主となり,鍬下年季の間に新田に投下した資本の回収を終え,その金利分は小作料から幕藩領主への年貢を差し引いた残額(作徳(さくとく))をあてる小作経営である。 土地集積地主は農民層の分化に基づいて発生したものであり,田畑屋敷地の移動を前提にしている。…

※「町人地主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android