世界大百科事典(旧版)内の《画法彩色法》の言及
【画論】より
… 以上のような狩野・土佐派による初期画論に続いて,18世紀になると,浮世絵や文人画,洋風画などの新興画派擁護の立場にもとづく正論もあらわれ,多彩な様相を呈する。西川祐信の《画法彩色法》(1742年刊の《絵本倭比事(わびごと)》所載)には,やまと絵の長所を継承する浮世絵師としての自覚がみられる。桑山玉洲の《玉洲画趣》(1790),《絵事鄙言(ひげん)》(1799)は日本南画を正当づけるため,中国南宗画・文人画の理論を独創的に解釈したものとして注目される。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」