世界大百科事典(旧版)内の界面活性能の言及
【セッケン(石鹼)】より
…一方,水溶液中では溶解した高級脂肪酸ナトリウムは,きわめて低い濃度(臨界ミセル濃度以上)で,溶液内で分子会合してミセルを形成し,その中に有機物質を可溶化させ,油滴などと共存する場合は安定に乳化させる。このように物質の界面状態を変化させ,いわゆる界面活性能が発現する。高級脂肪酸ナトリウムが洗浄に利用される理由は,これらの機能の複合した作用としての洗浄効果によるのである。…
※「界面活性能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」