世界大百科事典(旧版)内の畑囲い堤の言及
【堤防】より
…日本で初めて記録に現れる堤防は淀川筋の茨田堤(まんだのつつみ)で,《日本書紀》によれば,仁徳天皇の11年,枚方付近の堤防を修築し,これより下流の淀川左岸一帯のはんらんを防止したとされている。昔は川に接する人家や畑の周囲に土を盛って洪水の浸入を防いだが(畑囲い堤という),時代が下がると,川の下流部では大きな集落を単位として強固な堤防でその周囲を巡らし,洪水を防ぐようになった。これが木曾川に多く見られる輪中堤(輪中)である。…
※「畑囲い堤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」