世界大百科事典(旧版)内の番場忠太郎の言及
【瞼の母】より
…その間に,講談,浪曲などでは盛んに脚色口演され,浪曲の三門(みかど)博,伊丹秀子らが十八番とした。生き別れた母を求めて,さすらいの旅に出ていた番場忠太郎(ばんばのちゆうたろう)が,再会した母から,やくざ姿であるがゆえに息子であることを否定され,また旅に出るという,アウトローを描いた股旅(またたび)物の傑作。新派,新国劇,また旅回りの劇団などによっても盛んに演じられ,映画化もされている。…
※「番場忠太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」