世界大百科事典(旧版)内の異型細胞の言及
【ラン藻類(藍藻類)】より
…約19億年前の先カンブリア時代の地層から化石として産出し,現生においても多数の種をもつユレモ属,食用となるカワタケやハッサイ(髪菜)を含むネンジュモ属,大発生して海水を紅色に変色させ,紅海の名をつけさせるに至ったトリコデスミウム属などはこの目に所属する。なお窒素固定をするラン藻は,知られるかぎりでは,いずれもこの目に所属するが,異型細胞と呼ぶ特殊な細胞をもっており,この特徴からそのような仲間に対してネンジュモ目Nostocalesを設立する学者もある。さらに偽分枝をもつ仲間をスキトネマ目Scytonematales,真分枝の仲間をスチゴネマ目Stigonematalesとして分類する学者もある。…
※「異型細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」