世界大百科事典(旧版)内の異率出来高払賃金の言及
【科学的管理法】より
…テーラーの課業=目標の設定手法は,作業を要素作業に分割し,おのおのの作業時間をストップウォッチで測定し標準化したのち,合計して一定の余裕率を乗じて標準時間とするものであった。この標準時間によって,1日の課業を決定し,その目標に達した労働者には高い単価で出来高払賃金を支払い,達成できないものには低い賃率で支払う異率出来高払賃金制度もテーラーの提唱した方法である。この目標を達成させるために,課業管理task managementといわれる指導・統制体制を発案した。…
※「異率出来高払賃金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」