異量(読み)いりょう

世界大百科事典(旧版)内の異量の言及

【異性】より

…しかし,再検討の結果,この二つの化合物が誤差の範囲で組成は同一なのに,まったく性質が異なる化合物であることが明白となった。 30年J.J.ベルセリウスは,酒石酸とラセミ酸とが同一組成をもつことを確認したうえで,これらを包括するいくつかの概念,すなわち同一分子式をもつ〈異性〉,同一組成をもつが分子量が異なる〈異量polymerism〉(たとえばエチレンC2H4とブチレンC4H8),同じ組成をもつが異なる構成部分をもつ〈メタメリズムmetamerism〉などを定義した。当初はこれらのすべては広義の異性とみなされたが,しだいに狭義の異性の概念が用いられるようになった。…

※「異量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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