世界大百科事典(旧版)内の畳職人の言及
【職人】より
… 18世紀以降になると,出職人においては入札請負制が普及し,居職人においては仕入問屋の職人に対する前貸支配が増加し,親方層と下請職人層との階層分化が明確化していった。1740年(元文5)の江戸町触では,畳職人を畳屋,畳刺,手間取,弟子,職人,出居衆に分けて申告させており,階層の細分化が示されている。御用役負担などで内仲間は存在していたが,1721年(享保6)商人・職人の組合設立令は,享保改革における奢侈品禁止,手間賃抑制という政策遂行のためであるが,特定の職種とはいえ仲間的組織が公認されたという意義がある。…
※「畳職人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」