疱瘡囃子(読み)ほうそうばやし

世界大百科事典(旧版)内の疱瘡囃子の言及

【疱瘡神】より

… 疱瘡がはやると村に人を入れず,患者を隔離したり家の周囲に注連(しめ)をはった。また,家の戸口に護符や履物をつるして疱瘡神の侵入を防いだほか,疱瘡囃子(ほうそうばやし)や疱瘡勧進(ほうそうかんじん)などといって村の主婦たちが夜集まって村中を鼓をたたきながらはやして歩いたり,変装して隣村に米や酒を勧進に行きそれで疱瘡だんごを作って村中でたべて疱瘡神を村外に送り出した。疱瘡神はこうした印象からかはで好きで踊が好きだが怒りっぽい神だともいわれ,疱瘡神をまつっている間はにおいの強いものや魚,肉類は神が嫌うので食べないともいう。…

※「疱瘡囃子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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