病院病理学(読み)びょういんびょうりがく

世界大百科事典(旧版)内の病院病理学の言及

【病理学】より

… 病理学には,人体病理学,病変のモデル解析を目指す実験病理学のほかに,研究対象にしたがって動物病理学,植物病理学があり,さらに種属間の反応の違いを調べる比較病理学,人種,地理による違いを疫学的に検討する地理病理学,形態の数量化を試みる計量的病理学,分子構造,遺伝子構造の異常にまで掘り下げようとする分子病理学などの分野がある。人体病理学のなかでも,手術で取り出された組織などの形態診断にたずさわる分野を外科病理学と呼んだり,医科大学における教育,研究としての病理学に対して,病院で行われる実務的な病理学を病院病理学という。また学問体系としての病理学には,生体の諸器官にあらわれる病的変化を逐一記載し,解析する病理学各論と,おのおのの器官系に起こった病変を,その性質や成立ちにしたがって分類し,統一的な概念でまとめ,病因に対する生体の反応様式に法則性を求めようとする病理学総論とがある。…

※「病院病理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む