世界大百科事典(旧版)内の発射の窓の言及
【宇宙飛行】より
…通常,ロケットはホーマン軌道を利用する場合よりも余裕をもって設計され,1ヵ月間くらいの間ならば,ホーマン軌道より大きなエネルギーを必要とする場合でも到達できるようになっている。この期間を発射の窓またはランチ・ウィンドーlaunch windowと呼んでいる。同様のことは,地球の引力圏の中の人工衛星間の飛行や月への飛行に対してもあてはまる。…
【惑星】より
…したがって探査機が目的の惑星の軌道に到達したとき,ちょうどそこで惑星と出会うタイミングを待って打上げを行う必要がある。この機会(発射の窓という)は金星の場合1.6年,火星の場合2.1年に1回の割合でめぐってくる。
[金星探査機]
1960年の火星,61年の金星への発射の窓にソ連はそれぞれの星へ探査機を打ち上げたが失敗した。…
※「発射の窓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」