《発陽論》(読み)はつようろん

世界大百科事典(旧版)内の《発陽論》の言及

【碁】より

…道策は最晩年の弟子道知を4世因碩に託し,因碩自身は碁所を望むな,と無理な遺言をして世を去ったが,因碩は1708年(宝永5)名人に昇り,10年師命にそむいて碁所に就いた。13年(正徳3)刊の《発陽論》はきわめて難解な詰碁集で,因碩の棋風を示すともいわれている。結局道知が名人碁所を認可されたのは因碩没後の21年(享保6)でときに31歳,10年遅れたと道知は家人に言ったと伝えられる。…

※「《発陽論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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