世界大百科事典(旧版)内の白大理石の言及
【大理石】より
…接触変成作用を受けた大理石ではスカルン型の鉄鉱床や鉱石も見られる。【鳥海 光弘】
【石材】
変成を受ける以前の母岩が純粋の炭酸カルシウムからなる場合は方解石の結晶のみからなる白大理石が形成されるが,通常は少量の副成分として炭質物,酸化鉄,輝石,角セン石,緑泥石,粘土などが含まれるので,その種類や量に応じて,さまざまな色彩や模様の大理石となる。きめが細かく,磨けば美しい光沢が生じ,硬度が低くて比較的加工しやすいので,建築用装飾用石材,彫刻の材料として古くから利用されてきた。…
※「白大理石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」