白山宮加賀馬場(読み)はくさんぐうかがばば

世界大百科事典(旧版)内の白山宮加賀馬場の言及

【加賀国】より

…平安後期以降の在庁の主力は,大江,橘,斎藤(藤原)氏などの外来勢力によって占められ,奈良期以来の郡領氏族の衰退は比較的早い。形成期の武士団の小棟梁は加賀斎藤一門の林氏であるが,白山宮加賀馬場(加賀国一宮)に衆徒(しゆと)・神人(じにん)として身を寄せる上層百姓の寄人(よりうど)化運動が強く,武士団の規模は小さい。平安末期の1177年(治承1)加賀守藤原(近藤)師高の目代(もくだい)で弟の師経が,白山宮加賀馬場中宮(ちゆうぐう)の末寺を焼き払ったことに抗議して,中宮3社の衆徒・神人が本寺延暦寺を動かして強訴(ごうそ)を展開,師高・師経兄弟を解任・流罪にさせている。…

※「白山宮加賀馬場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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