《百万円貰ったら》(読み)ひゃくまんえんもらったら

世界大百科事典(旧版)内の《百万円貰ったら》の言及

【オムニバス映画】より

…エピソード映画episode film(episodic film)と呼ばれている例もある。アメリカの映画史家によると,最初のオムニバス映画はパラマウントの《百万円貰ったら》(1932)で,思いがけなく転がり込む大金を巡る八つの挿話からなるこの映画は,18人の脚本家と7人の監督が名まえを連ねているが,MGMをライバル視していたパラマウントが企画の目新しさを意図したものであった。一方,MGMの,一つのホテルに出入りする人々の挿話を組み合わせて人生の明暗を描いた《グランド・ホテル》(1932)は,アカデミー作品賞を受賞し,その立体的な構成が〈グランド・ホテル形式〉ということばまで生んだが,そもそもは〈空の星より多いスター〉と誇ったMGMがオールスターキャスト作品として企画したもので,〈オムニバス・ストーリー映画〉,あるいは〈エピソード映画〉と呼ばれた。…

※「《百万円貰ったら》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む