世界大百科事典(旧版)内の百五減算の言及
【算術】より
…これもねずみ算式増大の例といえる。
[百五減算]
ある数を,3,5,7で割ったときの余りを指示して,もとの数を求める問題である。105は3,5,7の最小公倍数ゆえ,一つの答えがαであれば,α+105n(n=0,±1,±2,……)が答えの全部である。…
【数学パズル】より
…しかし,数学パズルとしての独自の認識がもたれたのは15~16世紀のころで,世界最初の本格的な数学パズルの専門書は17世紀の初期に刊行されている。これは,フランスの数学者バシェC.G.Bachet,Sieur de Meziriac(1581‐1638)著の《愉快で楽しい問題》(1612)で,百五減算や魔方陣の作り方などを含めて40題を収録している。日本では,田中由真(1651‐1719)著の《雑集求笑算法》(1698)がもっとも古く,小町算や目付字などを含めて22の題材を扱っている。…
※「百五減算」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」