百戸長(読み)ひゃっこちょう

世界大百科事典(旧版)内の百戸長の言及

【元】より

…この体制の下にあっては,かつての本土であったモンゴリア(達達地面)と南宋の故地たる江南が政局中枢部から疎外されるのは必然である。モンゴリアに残存する領袖たちは太祖から千戸長・百戸長に任命された同じ開国の功臣の子孫でありながら,漢地に移った朝廷に付随して宮廷貴族化した同僚に政権を壟断(ろうだん)されたため,帝位が替わるごとにその軍事力によって朝廷への割込みを策謀し,これで帝権の微弱,政局の不安定を招来する原因となった。他方これに対して江南では,元朝が科挙を廃して譜代門閥主義に基づく官僚任用法を採用したため,その代表者たる士大夫層はわずかに吏員出身の途によってせいぜい下級官僚に進出することができるだけだったから,自然に政治に対する熱意と責任感を失い,その結果,元朝100年を通じて真摯な政策論議,政治政策は何一つ生じないまままったく安易な姑息(こそく)政治で終始することになってしまった。…

※「百戸長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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