世界大百科事典(旧版)内の百日教育の法の言及
【医学館】より
…前身は幕府奥医師多紀氏の私営になる躋寿館(せいじゆかん)で,1765年(明和2)5月多紀元孝が神田佐久間町の司天台(天文台)旧地に設置,数度罹災したが,多紀家代々の努力によって発展した。84年(天明4)には100日間医生を学舎に寄宿教育する百日教育の法という独特の法を実施,医案会,疑問会,薬品会等を行うなどして評判を高め,多くの医生を集めた。91年(寛政3)10月幕府直轄の医学教育機関となり医学館と改称,官医とその子弟の修業の場となって学舎を増築,教授陣の充実がはかられた。…
※「百日教育の法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」