世界大百科事典(旧版)内の百錬鋼の言及
【刀剣】より
…防護具の盾を片手にしながら,刀をふるうのが,歩兵,騎兵をとわず,この期の戦士の姿であったのである。製鉄技術の発達は〈百錬鋼〉といわれる鉄刀を生みだすが,何回となく焼きを入れ,反復鍛えあげた剛刀で,その鋭利のほどは,〈水に竜舟を断ち,陸に犀甲(さいこう)を剸(き)る〉(《淮南子》脩務訓)との修辞が残る。その後の南北朝時代を通しても,刀は主要な武器の位置をしめた。…
※「百錬鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」