世界大百科事典(旧版)内の皇士安の言及
【皇甫謐】より
…中国,西晋の著述家。後漢末の黄巾の乱の鎮圧に手柄があった皇甫嵩の曾孫。字は士安。号は玄晏先生。安定(甘粛省)の人。20歳ころまでは放蕩の生活にあけくれたが,発奮して〈書淫(書物の虫)〉とあだ名されるまでの読書家となり,再三の仕官のさそいをことわって著述に専念した。《帝王世紀》は,天地の開闢から人皇があらわれ魏の咸熙2年(265)にいたるまでの272代,276万745年間にわたる歴史を帝王を中心に記し,このような雄大な構成,あるいはまた緯書を多く利用するなどの点において,六朝時代の史書の一つの特色を示す。…
※「皇士安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」