世界大百科事典(旧版)内の皇帝大菩薩の言及
【武帝】より
…510年代後半から,理想社会の実現を仏教に求めて熱烈な信者となった。多くの寺院を建立して大法会を催し,国家・祖先祭祀のお供えも果物などに変えて〈不殺生戒〉を実践,さらにたび重ねて〈捨身〉を行って皇帝大菩薩と称された。このような仏教への傾倒は,のちに〈南朝四百八十寺,多少楼台煙雨中〉とうたわれるような仏教文化の隆盛をもたらした反面,寛仁の政治を放縦に流すことになった。…
※「皇帝大菩薩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」