皮髄拮抗説(読み)ひずいきっこうせつ

世界大百科事典(旧版)内の皮髄拮抗説の言及

【性】より

…原基の皮質が発達すると卵巣に,髄質が発達すると精巣になり,皮質からは雌性分化誘導物質が,髄質からは雄性分化誘導物質が分泌されると考えられている。この説は,〈皮髄拮抗説〉と呼ばれ,二つの胚を癒着させ,相互に血液が共通に流れる双体をつくる並体癒合の実験から支持された。たとえば,卵巣がはやく成長する種の雌と,精巣の発達がそれより遅い種の雄との並体癒合では,卵巣が精巣の分化を抑え,極端な場合は卵巣に分化させてしまう。…

※「皮髄拮抗説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む