目標復旧時間（読み）モクヒョウフッキュウジカン

目標復旧時間の定義と重要性

• ITシステムにおける目標復旧時間は、障害発生からシステムが正常に稼働するまでの時間を指します。
• 企業は目標復旧時間を設定することで、予測不能なダウンタイムの影響を最小限に抑えることができます。
• サービスレベルアグリーメント（SLA）には、通常、具体的な目標復旧時間が明記されています。
• システム障害時の目標復旧時間を短縮するためには、事前の計画とトレーニングが必要です。
• IT部門は、異なるシステムごとに適切な目標復旧時間を設定し、リスクを管理することが求められます。

目標復旧時間の設定方法

• 効果的な目標復旧時間を設定するためには、システムの重要性とダウンタイムの影響を評価する必要があります。
• 企業は、過去の障害データを分析して、現実的な目標復旧時間を設定することが望ましいです。
• システムの冗長性を高めることで、より短い目標復旧時間を実現することが可能です。
• 定期的なシミュレーションを実施し、実際の目標復旧時間が計画と一致しているか確認することが重要です。
• クラウドサービスを利用することで、オンプレミス環境よりも短い目標復旧時間を実現できる場合があります。

目標復旧時間の管理と改善

• 定期的なレビューと改善計画を通じて、設定した目標復旧時間を達成するための取り組みを強化します。
• IT部門は、障害発生時の対応プロセスを文書化し、目標復旧時間の達成をサポートします。
• 外部ベンダーとの契約にも、明確な目標復旧時間が含まれていることを確認することが重要です。
• 新しい技術やツールを導入することで、既存の目標復旧時間を改善する機会を見つけることができます。
• 従業員のトレーニングと意識向上により、迅速かつ効果的に目標復旧時間を達成することが可能です。