世界大百科事典(旧版)内の目視滴定の言及
【滴定】より
…当量点を実験上精確に求める(終点)ことが重要で,迅速さからも近年しだいに自動化される傾向にある。しかし指示薬の変色などを肉眼で見て終点を決める目視滴定も,簡単ではあるが4けた程度の精度で分析することができる。 滴定法はJ.L.ゲイ・リュサックによる沈殿滴定(1835)に始まるとされていたが,ジョフロワClaude Joseph Geoffroy(1685‐1752)が食用酢を炭酸カリウム標準液で中和滴定した(1729)という記録が残されている。…
※「目視滴定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」