相生説(読み)そうせいせつ

世界大百科事典(旧版)内の相生説の言及

【五行】より

…五徳終始説とよばれる鄒衍の五行説では,一代の帝王は五行のどれかひとつの徳をそなえ,王朝は五徳の順序にしたがって交代すると説かれた。そして五行は火→水→土→木→金の順序のもとに,それぞれ前者にうちかちつつあらわれると考えられ,相克説(または相勝説)とよばれたが,その後,五行が木→火→土→金→水の順序のもとにつぎつぎに生成すると考える相生説が生まれた。このようにそもそも政治思想として発生したと考えられる五行説は,やがて王朝の交代以外のさまざまの自然現象や人事現象の説明に応用されるようになり,いわゆる五行の配当が行われるにいたった。…

※「相生説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む