相馬良門(読み)そうまよしかど

世界大百科事典(旧版)内の相馬良門の言及

【関八州繫馬】より

…三段目を竹本政太夫が語る。平将門の遺児,相馬良門・小蝶の兄妹と,源頼光の弟たち,頼信・頼平の抗争を題材とする。父将門の志をついで,良門・小蝶は天下をうかがい,小蝶は頼光邸に腰元として潜入する。…

【四天王物】より

…人形浄瑠璃,歌舞伎狂言,歌舞伎舞踊の一系統。史書というより小説に近い軍記《前太平記》41巻(1681ころ)に背景や登場人物(〈世界〉)を求める〈前太平記物〉は,源頼光とその四天王(渡辺綱,坂田金(公)時,碓氷貞光(うすいのさだみつ),卜部季武(うらべのすえたけ)の4人の家来)の武勇伝と,反逆者平将門の遺児相馬太郎良門,滝夜叉の復讐や藤原純友の残党伊賀寿太郎らの反逆を素材にしたものとに大別できる。このうち,四天王物は前者を題材とした作品群である。…

※「相馬良門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」