世界大百科事典(旧版)内の眉心俏の言及
【化粧】より
…17世紀,清代に入ると,未婚の女性はいっさい顔の手入れをしなくなり,結婚するときに初めて剃刀で顔をそる〈薙面(ていめん)〉か,絹糸にねじりをかけて顔の毛を抜く〈絞面(こうめん)〉によって額を方形に,まゆを梯形に形づくり,薄化粧をした。1900年前後にはまゆの上に七つの〈的〉を施した〈七星俏〉という化粧のはやったこともあったが,一般には〈眉心俏〉といって眉間に赤い丸や細長い1本の線を引く程度で,これは1920年代まで見られたという。
[西洋]
エジプトの第1王朝(前2950‐前2700?)の墓から脂肪に香りをつけた化粧膏と化粧道具が発見され,第18王朝(前1552‐前1306)にはコール(まぶたを染める黒い粉)とそれを塗る道具が発見されている。…
※「眉心俏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」