世界大百科事典(旧版)内の真のイタリア人協会の言及
【ブオナローティ】より
…23年警察の摘発をうけてスイスからブリュッセルに居を移したが,秘密結社活動は続行し,またこの地で《平等のためのいわゆるバブーフの陰謀》(1828)を刊行して,平等主義と革命独裁の理論を明らかにした。30年7月革命後にパリに戻り,フランスの共和派結社と接触を保つと同時に,イタリア解放のための〈真のイタリア人協会〉を設立し,マッツィーニの〈青年イタリア〉との提携を図った。しかし,フランスの主導による国際革命を構想するブオナローティは,イタリア革命の自律性を主張するマッツィーニとしだいに対立し,晩年は再び国際的な秘密結社の組織化に取り組みつつ76歳の生涯を終えた。…
※「真のイタリア人協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」