世界大百科事典(旧版)内の真亀の言及
【スッポン(鼈)】より
…それはともかく,日本でスッポンが好まれるようになるのは江戸時代に入ってからのことらしい。1643年(寛永20)刊の《料理物語》はスッポンを真亀(まがめ)と書き,吸物と刺身がよいとしており,84年(貞享1)刊の井原西鶴の《諸艶大鑑》にはスッポン捕りを生業とする人物が登場する。京坂ではこのころまでにスッポン料理の店ができていたが,江戸での出現は宝暦(1751‐64)ころのことで,それも路傍に小屋がけした煮売屋であったという。…
※「真亀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」