世界大百科事典(旧版)内の真岡さらしの言及
【下館[市]】より
…西に鬼怒川を控えており,利根川水系を経由して江戸から奥州に至る中継点として,17世紀中葉ごろから畿内産の繰綿を始めとする諸商品の流通をみた。下野国真岡から下館周辺にかけて,17世紀後半ごろからさらし木綿が産出され,真岡さらしの名で広く知られたが,18世紀後半以降は下館周辺からの生産が多くなり,城下町を貫通する勤行川でさらして仕上げた木綿が江戸に出荷された。18世紀中葉には与謝蕪村が下館,結城に滞在し,句集や絵画を残している。…
※「真岡さらし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」