世界大百科事典(旧版)内の真空アーク溶解法の言及
【真空溶解】より
…誘導炉は耐火物によって内張りされるために,金属と耐火物とが反応するなどの問題はあるが,溶解しようとする金属材料をあらかじめ電極に成形する必要はない。真空アーク溶解法では,10-2~10-3mmHgまたは不活性ガス雰囲気において,電極(消耗電極)と水冷銅鋳型内の溶融金属との間のアークによって電極を溶解し,水冷銅鋳型で鋳塊を製造する。あらかじめ消耗電極を成形する必要はあるが,耐火物の使用が回避できることから,耐火物と金属との反応がなく精錬効果が高い。…
※「真空アーク溶解法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」