世界大百科事典(旧版)内の真空行動の言及
【行動】より
…例えば性衝動の高まった雄が雌を探し求めてあちこち動き回るといったもので,こういう行動は欲求行動appetitive behaviorと呼ばれる。うまく目標が達成された場合には欲求は消滅するが,いつまでもリリーサーに出会えないと,しだいに解発の閾値(いきち)が低下し,誤った刺激で解発されたり,ついにはまったく対象なしに行動が出現することになる(真空行動)。 一方,一つのリリーサーが動物の相反する動機づけ(例えば攻撃と逃走)を刺激する場合には葛藤(かつとう)行動conflict behaviorが現れる。…
※「真空行動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」