世界大百科事典(旧版)内の《真紅の花の歌》の言及
【リンナンコスキ】より
…聖書のカインとアベルに取材して善悪をテーマにした観念的戯曲《永遠の闘争》(1903)で文壇に登場した。次いで,青年いかだ師の奔放な恋愛と道徳的反省を描く《真紅の花の歌》(1905)がフィンランド版ドン・フアンと呼ばれ,この国で小説として最初のベストセラーとなった。この作品は社会的論議を呼び,その美文は文壇に影響を与えた。…
※「《真紅の花の歌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」